2009-12-13から1日間の記事一覧

 1話 ある日、道端で吸血鬼に -4-

リビングの扉が開く。 「来たぞ、坂下」 入ってきたのは、緑丘和真。わたしと同い年の少年である。 どことなく陰がある、といえばカッコイイがわたしにいわせれば地味目というだけだろう。 顔はわりといい部類に入るか。 ちなみに同じ学校に通っていたりする…