少女は最初から荒野だった

荒野の恋 (第1部) 桜庭一樹 ファミ通文庫 ISBN: 4757722893
桜庭さんは思春期の(ちょっと変な)女の子を書かせたら、やっぱり日本一だと思います。
何か文学賞とれるんじゃないかなあ……(妄想)

主人公の荒野(注:女の子の名前です)は恋愛小説家の父を持つ、ちょっと複雑な家庭環境で育った巨乳眼鏡っ娘……失礼、女の子です。いや、巨乳眼鏡っ娘なのは嘘じゃないですけど。

作品の雰囲気的には桜庭さんの作品の中では、GOSICKというより推定少女よりのお話で、桜庭さん独特の雰囲気がよく出ていると思います。

三部作なので、荒野の成長を楽しみにしつつ、続きを待ちたいと思います。